時代の風を未来に紡ぐ ~willwindが目指すこと~ (3/3)

Q:なるほど、インタビュアーとの対話の中から、その方の人生が浮かび上がってくるというイメージが湧いてきますね。

はい、willwindの特徴はインタビューです。
まずはその時間を存分に楽しんでいただきたいと思います。

最近の例では、完成した「自分史」をお届けした後に、ご本人の娘さんから「倒れて以来失語症でもある父の話は家族でも聞き取りにくいのに、あんなにきちんと熱心に聴き取っていただき、本人はもちろん家族もとても感謝しています」との言葉をいただきました。willwindをやっていてよかったと思う瞬間です。
息子さんからの依頼で、84歳のお母様の人生を伺わせていただいたときも、結果「自分では聴きにくいことを代わりに聴いてもらったおかげで、長らく疎遠になっていた家族の絆を取り戻すことができた」という嬉しいお言葉もいただきました。
インタビューをさせていただく方とのご縁はまた不思議です。誰にも話されたことのないような全人生の棚卸を、見ず知らずのインタビュアーにして下さる・・・初対面から一気に深い深いつながりを感じ、私自身、多くの学びを頂戴してきました。
「心の奥底の想い」や「遠い昔から自分が引き継いできたこと」を対話させていただくことで、単に思い出を語るだけではなく、ご自身の人生に肯定感をお持ちいただけるということがwillwindの願いであり、実績でもあると思っています。

Q:そうやって人のお話を聞くことで、冨田さんご自身は疲れることはありませんか?

はい、疲れないどころか、逆に私自信が癒されてびっくりしてしまいます。
頭の中が仕事や会社のことでいっぱいの時こそ、聴き手としてのスイッチをオンにする。するとそれまでの頭の中がすっと穏やかになって、お話される方の人生にいつの間にか寄り添わせていただいていることに気が付きます。
透明な状態で聴き手に徹すると、共感という言葉を超えて感覚が同化していくような、そんな気にさえなってくる・・・、とても不思議だけれど、でも、言葉でいいつくせない「心地よさ」が聴き手側にも存在するのだということ、このお仕事をするようになってからはじめて知りました。
私が感情に寄り添うことができるのは、積年の人生のほんの一部のことだと思います。他人には計り知れない幾多の道のりと感情を、皆様越えていらっしゃっています。それをわかるなどというのは、おこがましいことです。
でも、長時間に渡るインタビューという時間を共有させていただくとき、言葉だけではわからない「想い」が、その場の空気から伝わってくることがあります。それは時に長い長い沈黙だったりすることもあります・・・。
そんな「想い」がページの行間から読み手に伝わったとき、「想いを次の世代につなげる」というミッションが静かに動き出すような気がするのです。

今は、私の器に見合ったご縁を頂戴しているのだと思います。だからこれからも真摯に自分を磨き続けて、器を大きくして、そして一人でも多くの方の想いを次の世代につなげられたらと願っています。

・・・うーん、うまく語れたかどうかわからないですが、でも、この記事の行間からもwillwindの「想い」が伝わったなら嬉しく思います。

Q:そうですね。冨田さんの感覚にうまく寄り添うことができたかな? 
いつもはインタビューする側の冨田さんが逆の立場でインタビューされましたが、いかがでしたか? なにか最後に伝えたいことがあれば是非お話してください。

インタビューされるのって、なかなか面白いですね。頭の中が整理されますし、この記事の下書きが出てきたときにはびっくりしました。こんなふうに整理していただけるんだって(笑)。この感覚を皆様にも味わっていただけたら幸せです。

今感じていることは、私の周囲で支えて下さっているすべての方への感謝をまだまだ伝えきれないという想いです。会社員時代、営業職を経験したことがなかったので、willwindを始めたときは不安でした。でも、結局は今も営業らしい営業をしないまま、賛同し、応援して下さる方々からのご紹介があってお仕事をさせていただいています。その方たちに背かないということ、そしてこのご恩を世界にペイフォワードしていくということは、私の大きなモチベーションになっています。
でもそれと同時に、willwindと関係するすべての方々も巻き込んだ見えない力とでも言うのでしょうか、言葉では表現しづらいなんらかの力が動いているようにも感じずにはいられません。どうしてこのタイミングで?っていう出会いがあったり、同じようなことを考えている人たちと次々に出会ったり。
この感覚がもしかしたら時空を超え、様々な隔たりを超えて、いのちのつながりや、意識のつながりといった根源的なものにつながっていく「何か」なのかもしれない。種子を運ぶ風にはそんなおこがましい感覚もないかもしれないけれど、人間である私にとっては大切にしたい感覚です。

これからも、たくさんの方々にお目にかかり、想いを次の世代につなげる働きをしていきたいと願っています。「継承の文化」をつくりたい法人の方々も、「バトン自分史」を作りたい個人の方々も、また、willwindの仲間になっていのちのバトンを渡すお手伝いをしてみたいと思われる方も、どうぞwillwindのドアをノックして下さい。

新たな出会い、皆様とお目にかかれるのを楽しみにしています。